世界初、「クロウ・深瀬(POEMS)症候群」の治療薬としてサリドマイドが承認されました

2019年1月25日

血清VEGFの体外診断薬も承認され、難病に苦しむ全国の患者さんの早期診断、治療が可能に

千葉大学病院(病院長横手幸太郎)は、医師主導治験「サリドマイド(商品名:サレドⓇカプセル25・50・100)のクロウ・深瀬(POEMS)症候群に対する臨床試験」に全国12施設共同(代表拠点:当院)で取り組み、その成果として、サリドマイドの製造販売元である藤本製薬株式会社(代表取締役社長藤本雅也)によって薬事申請がなされ、2021年2月24日、サリドマイドが治療薬として承認されました。

また、本疾患は血管内皮増殖因子(以下、VEGF)値の上昇が認められるものの、これまでVEGF測定試薬は研究用のみであったため、同社は、血清VEGF測定用体外診断用医薬品(商品名:VEGF ELISAキット「フジモト」)を開発・薬事申請し、承認されました。いずれも産学連携の成果と言えます。

PR TIMESより